2016年9月15日木曜日

webでも単語をぶつ切りせず改行したい。

 改行を間違うと悲しい

webサイトでよくあるのが、妙な所で改行が入ること。例えば以下の様に、変な所で改行が入ると悲しい。これは過去にあった実例。

「リチャード・クレイダーマンコ
ンテスト」

 伝統あるピアノコンテストが台無しだ。

 ネットで見かけた対策

そこでinline-blockを指定した<span>タグで切られたくない単語を囲むと良いよというネタを見かけたのだが。なんか行末がガタガタして格好悪い。このガタガタを直すCSSがtext-align: justify;なのだが、inline-blockでぶつ切りにしてるので効かない。

 Justifyが使える改良案

いくつか試した結果inline-blockではなく、white-space: nowrapを指定した<span>タグで囲めばうまく行くのに気が付いたので、試した。実際にはchrome/IEが<span>タグの連続は改行なしというルールがあるので、<wbr>タグを挟んでいる。
 (Firefox,IE11,chrome,safariでは確認したが、iPhone等では未確認)


雑誌で見るような流し込み結果になった。これで一安心だが、全部の区切りを手入力すると大変なので、Tingy-segmenterという分かち書きjsをつかって、自動で区切りを判定できるようにした。

 使い方

ソースをコピペして、文章を適当に<p>や<div>で囲んでclassに「jas」を追加するだけでよい。ちなみに、ニーズがあるか不明だが<button>に長い文章を入れたい時も有効に使える。

デモページ: http://akirayou.net/jas.html

2016年9月8日木曜日

僕の3Dプリンタのテーブルは派手に反っている

 3Dプリンタのテーブル反っている。

写真ではわかりにくいけど、アルミ製のテーブルの上にガラス板敷いて使っています。よくみると左端のほうでアルミ板が下がっている。 0.5mmほど反っているのだ。このアルミ板にクリップでガラス板を固定すると、ガラスも反ってしまう。
つまり3Dプリント中に高さがまちまちって事になって、印刷物がはがれてしまう。

そこで考えた、スペーサー挟めばいいじゃね?

アルミ板の研磨を考えたが手持ちのサンダーじゃ目詰まりしまくってまったく進まない。下がってる分だけスペーサー挟めばいいじゃん!でもどうやって?・・・・
3Dプリントしちゃえばよくない?
ということで、やってみました。1層(1ライン?)印刷すれば、高さの誤差をある程度吸収するはずです。高いところでは潰れて幅広にラインがでるし、低いところでは丸のままステージ上にのります。
うちのプリンタ(倒産したSolidoodle)はノズル径が0.4mmなので、高さの誤差が0.4mm未満の場所なら理屈の上では補正できます。G codeのヘッダ部分は既存の印刷からコピーしてくるとして、ライン生成G codeはエクセルセルマクロでつくりました。
 G code作成エクセル (google drive)
直線(G1)の時はI,J座標は不要ですが、付けてても無視されるのでそのまま無意味な値を書いています。 
こんな感じでガラス板の下に黒いラインが見えます。高さの誤差は正確には計ってないのですが、紙の隙間で試すかぎり、だいぶ改善されました。
このプリンタは構造上プリンタヘッドが動くXY平面がねじれてしまう上に、ねじれ調整用のネジもついていないので、多少の狂いはしょうがないです。マシになったのでOKっす。

調整の手順は以下の通りが楽です。
  1. アルミテーブルをできるだけ水平出しする
  2. スペーサーラインを出してみて、Z軸補正ネジで高さ調整(高い部分で十分ラインが潰れるように)
  3. スペーサーラインを出力
  4. スペーサーの上にガラスを敷いて、Z軸補正ネジで高さ調整。このとき絶対にテーブル調整ネジを触らない!(角度はスペーサでかなり正確に出てるはずなので)

 ほかにも・・・

そもそも反っていないテーブルを使えばいいのです。ガラスがテーブル土台の強度にまけて曲がるのが原因なので分厚いガラスだけでテーブルをつくればいいので、以下のようなガラストップにすればOKです。ただ、テーブル保持部自分で設計するのがダルイときは上の方法も便利ですよ。

参考:@arms22さんに教えて貰ったテーブル売ってるサイト


2016年9月4日日曜日

ダイソーのミニルーペが仕様変更、その対策

ダイソーのミニルーペとは

ダイソーのミニルーペは安いレンズ欲しい人の間では有名な商品。Φ31mm、f=70mmのレンズが108円で2枚取れる事で有名です。このサイズ・焦点距離のレンズはHMD作ったり、LEDの光をしぼるのに使ったり色々便利なサイズです。

 はずれ仕様の見分け方


 しかし残念ながら仕様変更があったようで、在庫が順次左のはずれの方に変わっています。いままで黒い部分を軽く捻るだけで分解して簡単にレンズが取り出せたのですが、はずれ仕様では接着されているのでコツが必要です。ぱっとみ見分けが付かないのですが、ホッチキスで留めてある方が「あたり」でセロテープで箱が閉じられているのが「はずれ」です。

 「はずれ」仕様でのレンズの外し方

試行錯誤でいろいろあると思いますが、とりあえず綺麗に外すことができたので報告。
 分解してみると、「はずれ」も「あたり」もそっくりですが、はずれのほうは赤枠でかこってる部分が接着されています。ウォータポンププライヤーや万力のようなものを使って、以下の2段階で接着部分を破断させれば外すことができます。

根元側の接着をはずす

まずは根元部分をプライヤーで挟んでパキパキと音をたてて、接着部分をはがします。一カ所パキッとやったら、少し回転させて次の部分をパキッとやります。

 裏面をみながらやると、挟んだ部分の接着部分が剥がれていく様子が見えるので、確認しながらやると楽です。

 

レンズ周りの接着をはずす

次はレンズ付近の接着をはずします。レンズの周りをもって、中のレンズを傷つけないよう気をつけつつもパキパキ外していきます。回しながらやって3回ぐらいパキっと言えば外れてると思います。
  

参考:接着部分拡大

接着部分は 縦の線と、天面に円周状にぽつぽつある部分です。イメージしながら割るとやりやすいと思います。

参考:そんな苦労しなくても

モノタロウや、Amazonで検索するとほぼ同一のレンズが1枚100円で売っています。100円+送料を素直に払うのも一つの手だと思います。