2018年1月12日金曜日

アイディアメモ: Hololens等でARマーカを安定に併用したい

従来技術と課題

hololensにVuforiaを組み合わせてARマーカとhololensの空間認識を併用する事自体は行われている。ARマーカが空間認識カメラからみて十分小さい場合、すなわち空間に置かれるような場合は問題はない。しかしモノクロ印刷されたARマーカを手持ちした場合、空間認識のにも影響を与える為にARマーカが手ぶれで移動する際に空間認識にノイズとしてのり画面が揺れる等の弊害がおきる。
ARマーカの例

 Hololensの癖(仮説)

上述の問題は液晶モニタの画面をhololensごしに眺めている場合にはおきない、これは空間認識用のモノクロカメラが赤外光を重視し、可視光による特徴点を空間情報として用いていないため(と推察される)。

対策案

この性質を利用して、スマホ画面に表示されたARマーカを見る事は容易に考えられ、実際に行われている。しかし軽量化のためには印刷されたARマーカを用いる必要がある。

対策案1

https://www.an.shimadzu.co.jp/apl/food/e8o1ci00000003pr.htmにあるように黄色・赤色の着色料は赤〜赤外領域で吸収をもたないものが多い。赤〜赤外に吸収をもたないオレンジ色の着色によってARマーカを印字すれば空間認識側に影響をあたえる特徴点量は大きく減らせると考えられる。具体的には赤102号、黄4号などの着色料を用いる。
この表現では全体に青色が抜けたマーカを用いる事ができる。

対策案2

対策案1とは逆にARマーカの上から赤〜赤外に強い吸収をもつ塗料もしくは光学フィルタをかける。この表現では全体的に青色をかけた色になる。

今後

対策案1はすぐにでも試せるので、試してみる。対策案2はスペクトル一覧みながら身近な物質を探してみる。青色色素でも近赤外に吸光ないのは多いので。


追記:会社の居室ではガタガタふるえまくるほど起きる現象なのに、家の環境だと、たまにひっぱられるぐらいだなぁ。ぐらいにしか再現しない・・・。  かなりニッチな現象らしく、家での再現に時間かかりそう・・。