会社などですでにActiveDirectoryがあって、そこに自分のパソコンを登録させる時の話です。
ネットワーク管理者からは以下の情報が各パソコン所有者に伝えられてるはず。
- 参加するドメイン(ワークグループ):CORP
- レノム(ドメインと称してるかも): CORP.WAGASYA.LOCAL
- ドメインに参加するためのユーザ名: domain_adder
FreeBSD10.0とnet/samba41で確認しました。~
samba3系列とは設定方法が違うので気をつけて下さい
0.前準備
しなくても大丈夫だけど、合わせておくとあとで混乱せずに済みます。
rc.confのホスト名設定やhostsの設定をすべて
corp.wagasya.localドメインに書き換え
1.秘密鍵などをsambaに用意させる
色々試行錯誤して、全てをリセットするために行った作業です。portsから入れた直後なら無視してもいいかもしれません。
samba4系列をとりあえずダミーで設定(秘密鍵などを作らせる)
rm -r /var/db/samba4/*
samba-tool domain provision --realm=CORP.WAGASYA.LOCAL --domain=CORP
--server-role=member --adminpass 'some#complex!Passowrd'
ここで指定しているパスワードはこのサーバに対する管理者パスワードです。どうせ使う事は有りません。複雑度が低いと跳ねられるので適当に複雑なのを指定します。
2./usr/local/etc/smb4.confに以下を記述
[global]
dos charset = CP932
unix charset = UTF8
#↓ドメイン名
workgroup = CORP
realm = CORP.WAGASYA.LOCAL
#↓自分のマシン名:ADドメイン管理者が余り短い名前はNGって設定してるときもあるので注意
netbios name = ORE_NO_MACHINE
security = ADS
encrypt passwords = yes
#winbind use default domain = no
#winbind separator =\
idmap config *:backend = autorid
idmap config *:rane = 1000000-1999999
autorid:rangesize = 1000000
dns forwarder = 172.31.20.10
#おまけ1.で使う設定(後述)
template homedir = /home/corp/%U
template shell = /bin/tcsh
#この行以下はグループ共有フォルダの作成例
#WAGABUSYOユーザとしてアクセスできます
[WAGABUSYO]
path = /home/WAGABUSYO
guest ok = No
read only = No
#許可するユーザの一覧を書く「ドメイン名\ユーザ名」で書く (環境によっては\で表示される)
#↓ダミーユーザWAGABUSYOを含めないと誰もアクセスできないので注意
valid users =
WAGABUSYO,CORP\akira,CORP\yoko,CORP\muji,CORP\zara,
#read list= CORP\akira,,,,,#読める人一覧で指定する場合
#write list= CORP\yoko,,,,,#書き込める人一覧で指定する場合
#↓ここにアクセスするひとはWAGABUSYOだとみなしてアクセスする
force user= WAGABUSYO
4.グループアクセス用ダミーアカウント追加
データ処理ユニットを意味する適当なユーザ & グループを追加(ユーザ名、グ
ループ名共にWAGABUSYO)
5.ドメインに参加する
domain_addrはActiveDirectory管理者から通知された、ドメイン参加のためのユーザ名です。(普通に作業するアカウントと違うので注意)
#rc.confにsamba_server_enable="YES"と書いているのを確認してから
service samba_server start
net ads join -U domain_addr
6.テストする
smbclientはnet ads~で指定したkerberosをのユーザ名・パスワードを使ってログインするので、パスワード聞いてきません。-Uでユーザを指定しても無視されるので注意
net ads kerberos kinit -U 自分のアカウント名
smbclient '\\ORE_NO_MACHINE\WAGABUSYO' -k