気になっていた「広帯域位相を利用する雑音除去と周波数ピークの先鋭化」というのは発表資料からは想像できない実装していることが発覚。
http://www009.upp.so-net.ne.jp/hachinami/WideBandPhaseProfile/TechReport/001/index.html
本人も定式化とかせずに勘でアルゴリズムを作ったというような事を言っていたのでこれからだろうが。。。。
- 位相を保存しながらパワースペクトルを平坦化した波形を得る。
- 短領域における位相スペクトルを位置をずらしながら求め位相の時間変化を得る。
- 位相の時間変化に対してパワースペクトルを得る。
といった処理をやると書いてあるが、1の処理はなくてもほぼ等価っぽい事がわかった。
1の処理は、単純にフーリエ変換してそのabsが1となるように定数をかけるという処理。この際窓幅は波形全部。
2の処理は、適当な窓幅で位相スペクトルもとめ、窓位置を1sampleごとにずらしていく。これにより理想状態なら位相がぐるぐる回る。
3の処理で、それぞれの周波数でフーリエ係数の位相がぐるぐる回っているのをフーリエ変換して(理想状態なら各周波数のピークがぴーんと立つ)それぞれ周波数を足し合わせる。
この際フーリエ級数のabsは1に固定されているので、純粋にピーク高さは二はピークのQ値がきいてくるはず。
つまり、位相変動が小さいところのピークがぴーんと綺麗に立つので、そのスペクトルが綺麗にとれるじゃないのかな?
というのが私の見解。
後でsciLabあたりで実験しますかにょ~。
0 件のコメント:
コメントを投稿