http://wiki.nicotech.jp/nico_tech/?KOF2010
にあるように、今回KOFという展示会で、ニコ技の展示を行おうと思っています。
正直机1本なので、2,3人展示物をもっていけばイッパイイッパイな会場なんだけれども、
今回は、実物の展示物じゃなくて、ネット越しでの展示を協力してくれる人を募集しています。
(現段階では、まだ集まっていないのでご協力お願いします。)
で、その「ネット越しの展示」なんですが、やることは普通のイベント中継の逆です。
普通のイベント中継はイベント会場の様子を視聴者に送るわけですが、
ネット越しの展示ではイベント会場に観客が集まって、出展者は自宅からskype等で自分の展示物を見せます。
単純にこれをやろうという動機は展示者の負担をさげた展示方式の模索がしたいというものなんですが、その長々とした背景を知りたい方は以下をお読み下さい。
概要
- 最近のニコ技などの展示イベントって負担を負ってるのは出展者だけで、見る人はフリーって多い
- お金をとれば・・・・という話じゃない
- 出展者の負担が減る選択肢も容易してあげたい。(今まで出展できなかった人が出展できるように)
- NT京都では招待展示制度で実験し、それなりの成功を得た
- 今回はネット越し中継で実験したいです
- 会場で普通の展示がされていて、雰囲気が暖まっているのが重要なきがする
本文
今までこのような展示イベントは展示する人はどちらかというと主催者側よりで、主催者と共に頑張って観客を楽しませるという面がありました。それであっても確かに楽しいし良いとは思うのです。
しかし、展示をする側の人が頑張って作品を造って巡業するという本当に正しいのでしょうか?交通費も制作費も自腹なのに?これは展示する側の意見だけでなく、見る側の意見としても似たような声がNT京都等のニコニコ技術部のイベントでもちらほら上がっていました。
よくある発想がイベントの有料化です。米国のMake: Meetingでは見るだけの人には入場料がかかります。(日本でも昔検討だけはされていましたね)ただ、これは現実的に会場費程度しかあつまらず、スタッフパスでタダで入れる優越感ぐらいしかないという話もありますが。。。NT京都のように会場費が無料ならば出展者に一律還元も可能でしょう。ただ、正直いって出展者の5倍程度しか集まらないニコ技イベントでは一人当たりの支給額ははした金だし、そんなはした金でトラブルの元を増やすのは微妙です。
ちなみに前回のNT京都では観客側が呼びたい人をしぼって、交通費その他をカンパで集めて展示者を呼び出すという招待制度の実験を行いました。カンパした人に他の展示者も結構いたという誤算もあったのですが。スムーズにカンパがあつまり、しかも呼びたくて呼んで、自分の納得のいく額を出しているので、「金払ったんだから~~」といった下らないトラブルもゼロでした。これによってデカブツ造っているので運搬費用がパネェ。といった展示者も展示できる素地ができたかなという自負はあります。
そういった動きの延長として今回のネット越しの展示も考えています。出展者の負担を下げたり、そもそも出展不可能な人を出展可能にする。展示で何が楽しいのかと聴くと、おおよその出展者は、様々な人と作品を通してコミュニケーションを取ることが楽しいだとか、他の展実物をさわれるのが楽しいと言います。後者はさすがにネット越しの展示では難しいですが、前者ならネット越しでも達成できるのではないでしょうか?
もちろん全ての展示をネット越しの展示するつもりはありません。全てがネット越しならばニコニコ生放送のようにユーザからのコメント有りの生放送と大差がないんじゃないんかなと思っています。会場の熱気はやっぱり現物があってからこそのものがあると思っています。その熱気で活性化された観客を相手に展示する事が楽しいんじゃないかとおもっています。
ただその為には、その熱気をさまさずにネットと現実を場を繋ぐ現地スタッフが重要で、かつ大変な思いをしそうというガクブル感もあるんですが、ぶっつけ本番でなんとか体得したいなぁ。。。。