2006年7月1日土曜日

手取川 金賞受賞酒の話(6/24の話)



24日に手取川で有名な吉田蔵に行って来た。っていう程の事じゃなくて母校のご近所。


今年は、3年ぶりに金賞受賞ができたのこと。なぜ、しばらく金賞がなかったのかというと選考の変化があったためとのこと。


事の発端


事の発端は、鑑評会で香りが強い酒ばかりが選ばれ、実際に飲むとおいしくない酒が金賞を取るようになってしまった事。これは、きっと日本酒を好きな人は感じてたんじゃないかとおもう。鑑評会酒として売ってある酒は最初の一口はおいしいけど、瓶を開けるころには美味しくないというより、疲れてしまう。少なくとも私は鑑評会酒は疲れるというイメージがある。


(ちなみに、鑑評会では普通は酒は口に含んで捨ててしまうので飲んだ時の事は予測で判断するらしい)


品評手法の改善


そこで、鑑評会での選定方法の改訂が3年前に行われた。


鑑評会を行う際にまず、香り別にわけて、その中でそれぞれ選ぶという事にして、香りだけで判断してしまう事を防いだとのこと。これにより味・香りのバランスが良い酒を選ぶ事を期待した。


(ただ、やはり香りに過剰なウェイトを置いてしまう傾向にはまだあるらしい)


手取川として


今まで鑑評会用の酒は香りさえうまく出せれば良かった。そのために香りが強い事で有名な青森のほうの酵母(名前わすれた)を取り寄せていたのをやめ、協会酵母などをつかうようにした。


その試行錯誤のため、一昨年(商無し)、去年(銀賞)と苦戦した。


そして、今年やっと金賞受賞に返り咲く事ができたとのこと。


コンセプトとしてはキレの良さ。無論鑑評会酒なので香りも必要だけど、実際に飲んでおいしいキレの良い酒を目指したとのころ。確かに今年の鑑評会酒ははキレがあり、普通に飲める、香りもよい。何より、ぐだぐだ飲んでいて疲れない。


なお、この鑑評会酒の経験を生かして、吉田蔵など他の酒もキレのある酒にしあげたとのこと。


あと、他の蔵も独自の努力をするようになって、地域性のある酒ができるようなって、楽しくなってきたとのこと。


感想


この流れは個人的に支持したい。だって昔の受賞酒はうまいけどつかれるんだもん。


やっぱり、日本酒は気の合う仲間とまったり飲むのが一番♪


ちなみに、日本酒はロックもうまいとかおしえてもらったので、早速鑑評会酒でも試してみた。すっきりして夏向きの酒になった。。。ウマーです。


特に暑い日には人によっては日本酒を水で薄めて飲む人もいるぐらいなので、ロックぐらいは普通の飲み方らしいです。


言われてみれば、その日の気温によって飲み物の濃さを変えるなんて当然の事なのよねぇ。





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