2006年7月1日土曜日

その他、吉田蔵ででたネタ



加賀美人


加賀美人という酒に新たに2号瓶サイズが出たとのころ。まぁこれだけならどーでもいいネタなんだけど、ついでにおもしろい話を聞いたのでメモ。


加賀美人は餅米を使った日本酒。餅米を使うと麹が単糖にまで分解せずに二糖類になることが多いので、すっきりした甘さになるとのこと。


ただ、ふつーに作ると甘さが足りなくなってしまうので、通常3段仕込み(段は蒸した米、麹、酵母を何回に分けて発酵タンクに入れるか)のところを5段仕込みをしてるとのこと。4段目以降はアルコールができておりアルコールを生成する酵母はほとんど働かないので、基本的には麹(でんぷんを糖にする)で分解された甘みを足すのが主目的とのこと。


(ちなみに、能登のほうは通常4段仕込みらしいです)


ただ、酒飲みには甘い酒です。女性向けか食前酒向けだね。。。ってなことで量がのめる酒ではないので飲みきれるようにするために2合サイズにしたとのこと。


あと、でかい瓶で出すと熱燗にするのにコップに移して電子レンジとかされてしまい。燗に失敗してしまうことが多いのでそのまま湯煎ができる瓶のサイズにして湯煎を推進したかったとのこと。


こぼれネタ:金時草(きんじそう)酒


我が母校が手取川の協力で金時草酒なるものをだしてるということで、試飲させてもらったが、、恐ろしくまずい。さすが蔵元公認のまずい酒。色々がんばってはみたものの金時草をおつまみに飲む普通の日本酒以上には美味しくできなかったらしい。


うちの学校もそんなくだらないもの作るベンチャー立ち上げるぐらいなら、流通品質管理システムで特許ものを探してくださいな。


そっちのほうが真に蔵元が求めているものだったりするわけだし。


日本酒の特に生酒は保管状況に敏感な酒なので、温度管理、紫外線管理がきちんとできていたことを消費者が確認できる必要があるんだけど。現状そういうシステムがなかったり特許とられていたりしていて、実現が難しいそうな。。。


それこそ、地元大学の出番だろうによ。。。まずい酒作って喜んでる場合じゃないですよ。と、勝手な事を言ってみる





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